コロナ禍とはいうものの、留学生も受け入れたり、実はビザなしの観光客も受け入れているフィンランド。(2022年1月現在)
最近は
フィンランドに行ってみたい!!
フィンランドに留学・移住したい!
とメッセージをYouTubeやInstagramを通じてもらうことも増えました。
日本にもいいところと悪いところがあるのと同じように、どの国にもいいところと悪いところがあると私は思います。
今回はまず、いいところについてまとめてみたいと思います。
その① 自然が豊か
国土の70%が森
フィンランドの印象といえば自然!
国土の70パーセントが森だといわれています。
首都ヘルシンキでもシティから少し歩けば公園や森があります。
フィンランドに初めて来たとき、飛行機の窓から一面に広がる針葉樹林を見て、木ばっかりやな~と思ったのを覚えています(笑)
そう、私はフィンランド留学当初あまり自然のありがたみをわかっていなかった人間だったのです。
ハイキングとか好きだけど、日常的にあまり自然に感謝することがなかったな~。
ですが、フィンランドに来て、日本にはない木や森が本当に身近にあって、自然に触れる機会が無意識に多くなりました。
留学して1カ月ほどたった時にヨエンスーで人生2回目のオーロラを見ました。
住んでる町でオーロラ見られるってすごい。
そう思いました。
確かにそうですね。フィンランドでもある程度北の方に行かないとみられないオーロラ。
これも一つの自然現象ですからね。澄んだ空ときれいな空気に感謝しました。
こちらの記事でもヨエンスーについて紹介していますが、この町には大きな川が流れています。
この川で夏は泳ぐこともできるほど、きれいな水が流れているのです。
そして私のヨエンスーの自宅は森の中にあるので、大きい窓から一面に雪化粧の針葉樹林が広がっています。
ヨエンスーは特に田舎なので、どのエリアでも5分ほど歩けばちょっとした森の道があります。
雪の日の朝、太陽の光が当たってとてもきれいな木を見て、思わず写真を撮っていました。
水道水の水をそのまま飲んでも本当においしいし、この美しい自然に感謝する毎日です。
国土10%は湖?!
国土の7割が森林で1割が湖….
フィンランドの人口は600万人満たないというとても小さな国なんです。
湖といえば、
その近くにあるサマーハウス(フィンランド語でmökki ムッキといいます)
ですね。
ヨエンスーなどの田舎の地域であれば車で北上すること30分から1時間ほどのところにコテージを所有している人が多いです。
コテージといえば、湖とサウナ。
冬はサウナから雪または湖の穴にダイブ!!!
というのが某人気テレビ番組でも紹介されていたのを覚えています。
私もフィンランドに来てサウナのファンになりました。
夏はサウナの前に湖で泳ぐのも定番です。
湖も水が澄んでいてとてもきれいです。
マイナス30度の中、家でこのブログを書いている私は現在、夏を待ち望んでいます。
自然の中でベリーとキノコ摘み
YouTubeの動画でベリー摘みはアップしたことがあります。
家の隣の森はたくさんの種類のベリーがあります。
ブルーベリー、リンゴンベリー、ラズベリー、他は名前を忘れましたが、4、5種類のベリーを堪能することができます。
そして、フィンランドの森では誰もが平等にベリーやキノコを採れる権利があります。
僕も散歩中ベリーを食べてたよ!
愛犬モクの散歩中にコンテイナーをもっていってブルーベリーを採ったり、収穫ピークの時期には大きいコンテイナーをもって森の中でもくもくとピッキングしているおばあちゃんもいます。
だいたいのおばあちゃんは絶好のキノコ収穫場所を知っていることが多く、やたらキノコの種類に詳しいです(笑)
その② 治安がいい
日本よりも治安がいいんじゃないかと思うくらい、ヨエンスーは平和です。
夜に女性一人で歩いてはいけないといわれている地域は今のところヨエンスーではないと思います。
その③ 教育大国
大学までの授業料が無料!
これはもうよく知られている話ですが、フィンランドでは大学までの授業料が無料です。
スポーツをするときにはもちろんスポーツ用品などを自分でそろえる必要がありますね。
後はフィンランドの小学校で冬にスキーの授業があるのですが、その時に使うスキー板などは個人で買って持っていくのが一般的だそうです。
ちなみに、私のフィンランド人の夫は大学生まで高校の教科書代くらいしか払ってないそうです。(衝撃)
こんなに教育費がかからないのであれば、両親ももっと自由に使えるお金が増えるし、家族の幸福度も上がりそうですよね(笑)
その④ 子供やペットにやさしい社会
ベビーカーを押していると公共交通機関無料?!
そうらしいです。ベビーカーを押しているとバスやトラムなどのシティ内の公共交通機関が無料で使えます。
フィンランドでは町によって管轄している交通会社が違うのですが、おそらくすべての交通会社にこの制度があります。(調べてみてくださいね♪)
ペットフレンドリーの社会
フィンランドの6月は夏真っ只中。
ラップランドの地方では白夜。ヨエンスーのあたりでも日照時間23時間という長さになります。
バーなどは夏限定でテラスを出したり、夏の間は営業時間を延ばしていたりします。。
ヨエンスーの小さいシティセンターにもたくさんのレストランが毎年テラスを出します。
毎日、今日は華金?と思うくらいの人ごみになっています。
みんな、夏が大好きです。
そんなテラスにはいつみても数匹のペット連れがいます。
ときどき、バーのテラスに赤ちゃんがいることもあります(笑)
ボクも芝生でお友達と遊んだよ。
愛犬モクはその時まだ必要なワクチンを終えておらず、2021年の夏はあまりモクを連れていけなかったのですが、夏の終わりにはモクもテラスデビューしました。
日本のようにドッグカフェというものはヨエンスーにはありませんが、仕事終わりも休みの時もペットとのんびりと過ごす人がフィンランドには多いようです。
もちろん、中には不快な思いをする人もいるかもしれないので、心配であれば芝生でお友達とペットと過ごすのもいいかもしれないですね!
その⑤ 手厚い政府の補助
フィンランドといえば税金が高い!というイメージですね。
ものにより少し税金も違ってくることもあるのですが、基本的に25%のフィンランド。
税金が高い=物価も高い ということになるので、なかなか外食などは特に日本よりもそこまで気軽にできないフィンランドなのですが…
その分政府の補助が素晴らしいんです。
この記事を書いている私の感覚ですが、
学生のうちにもらえる補助金。
これまた学生の時または低所得者なども(おそらく対象の)住宅手当。
持病などを持っている方の薬代なども政府負担となります。
移住者への失業手当(家族ビザ)
日本から移住をされる方は学生の方か家族のビザを持っている方が私の視聴者さんで多いです。
私もそのパターンで移住しました。
私が知っている限りでは知っているフィンランド在住の日本人の方は大体が家族ビザでフィンランドに入国されています。(留学生をのぞく)
その方たちは税金をフィンランドに納めることなく、移住後はフィンランドの失業手当を申請することが可能です。
その⑥ のんびりとした生活
コテージでのんびり週末を過ごす
フィンランドといえばコテージ!サウナ!
そうです。予想通り、フィンランドではmökkiと呼ばれるサマーハウスが家から大体1時間ほどのところにあり、週末は家族や友達とそちらで過ごすことが多いです。
義祖母は1年のうち8-10カ月ほど、コテージ暮らしです。
それくらい、居心地がいいのです。。
夏の休みは家族とコテージに行って、湖で泳ぎ、夜が少し肌寒い日はサウナから湖ダイブを繰り返す…。
テレビ番組でもフィンランドのサウナが取り上げられていた記憶がありますが、
何とも恐ろしい..と感じる方も是非一度フィンランドで試してもらいたいものです。
各町に公共のサウナもあります。
いつの日か家族ができたら、私たちも自分たちのコテージを所有して、週末にのんびり過ごしたいものですね。
学ぶのに年齢は関係ない
こののんびりとした生活というのが、私がフィンランドに住んでいて一番好きだなと思うことです。
これはまたあるあるで、
本当に日本ではまだまだレアな考え方ですよね。
逆にフィンランドで浪人という考え方はほとんどないような気もします。
入学は比較的簡単にできますが、卒業が大変で、さらに、日本の大学生よりも学業が多忙なので、自分が本当に好きじゃない学業はなかなか継続できないそうです(友達が言っていました。一理あるかなと。)
友達のクラスには主婦の人もいれば、フルタイムで働きながら学生もしている人もいます。
学歴関係なく、就活もない
これは日本とかなり違うところだと感じます。
私の同世代も現在社会人5年目?4年目?になる年代なので、私にとっては身近なことでもあります。
どこで働いてもいい
日本でも近年はコロナウイルスが影響していることもあって(?)自由な働き方が増えてきましたよね!
公務員が安定するとか、できるだけ大きな会社に入りたいとか、最近は少しずつ減ってきているのでしょうか?
確かに親世代はできるだけ名の知れた学校や会社に入ってもらいたいと思うのでしょうか。
私の世代は今年で社会人5年目?になりますが、大きな会社に就職が決まると、すごいね~!って感じになっていました。
私はフリーで働いていますが、義理の母はさきはフリーで働いていて、自分の好きなこと(仕事や働き方)を見つけて偉いね!と言ってくれています。
個人的に就きたかった仕事に就けた。学位を使って働ける仕事を見つけられた。という、気持ちが重要なのかなと思います。
その⑦ 環境を考えている!
フィンランドに来る前は古着や古本などがあまり好きじゃなかった私。
少し潔癖症のようだったのです。メルカリもいつも出品側でした。
これは財布にも環境にもやさしいですよね。
今まで恥ずかしながら、セカンドハンドのものは環境にいいという考えを持ってこなかった私。
セカンドハンドショップも、結構掘り出し物とかもあって、おもしろいですよね!
私の知り合いでは、引っ越しの際に洗濯機や掃除機、ソファ、ベッドフレームなどすべてをセカンドハンドでそろえたと言っていました!
おまけ:Gがいない!
そうらしいです。フィンランドにはGがいないそうです。
たしかに、今まで一度も見たことがありません。
日本では引っ越しの時もできるだけGが出ないようにと、室外機のところにキャップをして、入居前に準備をする人も多いようですが、フィンランドでは今のところヨエンスーで出たとは聞いていないので、特に必要なしです。
これからも出ないことを祈ります。。。
私普通にGの処理できる人なんですが、ゴキジェットないし出たら大変だ!
まとめ
最後まで読んでいただいてありがとうございました。
いざ、いいところを考えてみるともっとあったかもしれませんが、住んでいて日々の生活で思うことを今回まとめてみました。
海外旅行が普通にできる世の中になれば、また旅行編なども作っていけたらいいなと思います。
他にもフィンランドに来てみて、住んでみてよかったところがあればぜひシェアしてください!
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