フィンランド・北カレリア地方に位置するヨエンスー(Joensuu)は人口約5万人の町。
シティセンターは2020年大幅に”町”っぽくなったものの、
まだまだ”街”とは言えないほどのところです。
特に冬はみんな家で過ごすので町が過疎です。
本当に5万人も住んでるの?と未だに疑っている私。
観光地とはかけ離れている田舎町・ヨエンスーのことを
今日はみなさんに少しでも知ってもらいたいと思っています!
学生の町
ヨエンスーといえば、「学生の町」!
フィンランドでは大学生の年齢になると大学(yliopisto)または
応用科学大学(ammattikorkeakoulu)に分かれて勉強することになりますが、
ヨエンスーにはそのどちらもあります。
それが東フィンランド大学とカレリア応用科学大学です。
東フィンランド大学はヨエンスーとお隣の町・クオピオ(Kuopio)にキャンパスがあります。
2018年まではサヴォンリンナキャンパスがあったのですが、閉鎖されたため、
多くの学生がヨエンスーへ引っ越してくることになりました。
各大学のウェブサイトによると、2021年11月現在で東フィンランド大学では約16,000人。
カレリア応用科学大学では約4000人の学生が勉強しているようです。
もちろん、大学だけでなく、保育園や小学校、中学校、高校もたくさんあります。
やはり留学といえば英語圏のイメージが強いかもしれませんが、非英語圏の留学も個人的にはおすすめです。こちらの記事で紹介していますので、ご興味ある方はご覧ください。
ヨエンスーのいいところ
抜群の治安の良さ
フィンランドは治安がいい国と言われることも少なくない国ですが、
ヨエンスーは特に治安がいい地域でもあります。
まあ、そもそも人が少ないからね…。
フィンランドでは夜に女性一人で出歩いても危ないといわれているところはほとんどありませんが、
実はヘルシンキなどの地域では少し物騒な薬物売買で知られているエリアもあります。
特に古い市営住宅などに一人で訪問するのは少し危ないケースもあります。
ヨエンスーではそのような地域もなく、特に北カレリアの地域の人たちは
南部とくらべて比較的温厚な性格の人が多いといわれています。
私の義母はヨエンスーに住んで○十年。この町が大好きで一度も離れたことがないそうです。
渋滞に無縁の町
フィンランドのラッシュアワーは夕方の4時から5時ごろ。
残業などせず、定時に仕事を終えてまっすぐ帰宅する人ばかりです。
そんなラッシュアワーの時も渋滞などとは無縁のヨエンスー。
最近フィンランドの運転免許に変えたけど、
ヨエンスーの運転なら簡単そう。
水がおいしい!
外国では珍しいですが、フィンランドでは基本、水道水を飲むことができます。
そして、フィンランドの中でもヨエンスーは水がおいしいということでちょっぴり有名です。
Joen(基本形はJoki・ヨキ)が川。Suuは口。
毎日川沿いを散歩したいなぁ。
どこ行っても自然・自然・自然!
坂道が少ない
これは個人差があるかもしれませんが
私はサイクリングが好きなので、坂道ばかりは少し疲れてしまいます。
ヨエンスーは本当に平坦な道が続いており、最近はとてもきれいなサイクリングロードに沿って
サイクリングを楽しんでいる人がたくさんいます。
ですが、ヨエンスーの(多分)唯一の坂の上には町で一番大きい病院が…
私の知り合いの妊婦さんは、車を持っていなかったので、妊婦検診へ行くために
重いお腹をかかえながら、その坂道を上ったそうです。
考えるだけで恐ろしい…
意外と手に入るアジアの食材
私が留学していた2018年当時は、アジアンスーパーなんてものはヨエンスーにありませんでした。
当時手に入ったアジアの調味料や食材と言えば、
・みりん
・寿司作りのためのもの(海苔、ワサビ、ガリなど)
日本食レストランなんて、夢のまた夢でした。
一つは東南アジアの商品が多め、もう一つは中東系の商品まで品ぞろえが幅広いスーパーです。
・うどん
・そば
・味噌(スーパーにも最近並ぶようになりました!)
・パン粉
・ポッキー
・菓子パン(レア商品)
・ラムネ(飲み物)・大根
・しめじ
・えのき
・豆腐
・もやし
・チンゲン菜等・・・
まとめ
ヨエンスーの(ほぼいいところ)紹介はこれで終わりです。
みなさんに少しでも楽しんでいただけたなら、私はとてもうれしいです。
コメント等もいつも励みになっています!
ブログの方もこれからよろしくお願いしますm(_______)m
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